納豆は日本の伝統食品の一つであり、多くの人に親しまれています。今回は、納豆が美容に良い理由や効果について詳しく解説していきます。
納豆に含まれる主な栄養素
まず、納豆に含まれている栄養素として注目されているのものを紹介します。
ビタミンK2
ビタミンK2は骨や歯を強くする効果があります。また、ビタミンK2は、カルシウムを吸収するために必要なため、骨粗鬆症の予防にも役立ちます。特に長期熟成させたものに多く含まれています。
ナットウキナーゼ
ナットウキナーゼは、血液をサラサラにする効果があります。また、血栓症を予防する効果もある為、心臓病や脳卒中の予防に役立ちます。中には約2000IU以上のナットウキナーゼが含まれています。
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た作用があり、更年期障害や骨粗鬆症の予防に効果があります。また、イソフラボンは、シミやシワを防ぐ美容効果も期待できます。納豆には、イソフラボンが豊富に含まれています。
納豆がもたらす美容効果
納豆に含まれる栄養素の中でも、美容に特に効果があるとされているのが、大豆イソフラボンです。又、納豆にはイソフラボン以外にも、美容効果が高い成分が含まれています。
大豆イソフラボン
・シワやたるみの改善
イソフラボンには、コラーゲンやエラスチンを増やす働きがあり、シミ・シワにも効果的です。また、コラーゲンの生成を促進する作用は、きめ細かなもち肌へと期待ができる成分です。
・女性ホルモンの作用
女性であれば、女性ホルモンの作用も期待できます。この大豆イソフラボンには、女性ホルモンに似た働きをすることが知られており、加齢で失われる、髪の毛のツヤ、抜け毛、肌のキメの乱れなどを食い止める作用があります。
美容効果のあるその他成分・栄養素
・ダイエット効果
納豆には脂肪を分解する酵素であるリパーゼが豊富に含まれていて、脂肪の吸収を抑える効果が期待できます。 そのため、ダイエット中の方にもおすすめの食品となっています。
・豊富なバランスの良い栄養素
納豆に含まれるビタミンB2やビタミンEは、肌荒れやシワなどの肌トラブルを防ぐのに役立つ栄養素です。ビタミンB2は細胞の新陳代謝を促進し、ビタミンEは細胞の老化を防ぐ抗酸化作用があります。その他にも納豆にはビタミンB6や葉酸、鉄分なども含まれていて、健康的な肌作りに必要な栄養素がバランスよく含まれています。
納豆がもたらす健康効果と摂取のタイミング
納豆には、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維なども含まれています。
血栓予防
納豆に含まれることで有名なナットウキナーゼは血液をサラサラにすることで知られています。血栓予防を主な目的で食べる方は、血栓は夜の寝ているタイミングでできる為、夕食での摂取がおすすめです。特に汗をかく夏と、乾燥しやすい冬は、寝ている間に水分不足になりやすい為、特に血栓ができやすいと言われていますので気持ち多めに摂取を心がけましょう。
女性ホルモンの作用
女性特有のトラブルである生理痛や更年期障害の改善に役立ちます。
貧血予防
鉄分を含んでおり、貧血予防にも効果的です。貧血になると、身体に栄養を十分に届けることができないのはもちろん、肌の血色の悪化、めまい、ふらつき等が生じ、健康にとても大きな影響を与えます。
骨や歯の健康維持、ストレス緩和
納豆にはカルシウムも豊富に含まれています。 カルシウムは、骨や歯の形成に欠かせない成分であり、また、筋肉の収縮や神経の伝達などでも重要な役割を担っています。美容にも関係しており、カルシウムの不足は骨粗鬆症などの病気の原因になることが知られています。また、不足するとイライラしやすくなるため、足りてない方の摂取はストレス緩和にも役立ちます。
腸内環境正常化
納豆は食物繊維も豊富に含まれているため、腸内環境を整えることができます。 腸内環境が整うことで、肌荒れや吹き出物などのトラブルも防ぐことができます。また、腸内バランスを整える効果が高いため、一部では美肌菌とも呼ばれています。
納豆と相性のいい食べ合わせ
納豆と一緒に食べることで相乗効果が得られる組み合わせ、納豆が苦手な方におすすめな食べ方を紹介します。
納豆と同時摂取で相乗効果が得られる食べ物(メリット・デメリット)
納豆は、健康や美容に良い栄養素が豊富に含まれていることで知られています。 特に、ビタミンK2や大豆イソフラボン、ビタミンB群などが豊富に含まれていており、健康や美容に役立つとされています。納豆はそのまま食べるだけでなく、他の食材と組み合わせて食べることで相性が良く、より栄養価が高まることがわかっています。
メリットが大きい
・ごま
納豆とごまは相性が良く、一緒に食べることで健康や美容に効果的な栄養素が増えます。ごまには、ビタミンEや食物繊維が豊富に含まれており、抗酸化作用や整腸作用があります。また、ごまに含まれるセサミンは、コレステロール値を下げたり、肝機能を改善したりする効果があります。納豆とごまを一緒に食べると、ビタミンK2の吸収率が上がり、骨や歯の健康をサポートする効果も期待できます。
・キムチ
キムチは、辛みがあるため食欲を増進させ、食事のお供にぴったりです。また、キムチには乳酸菌が含まれていて、腸内環境を整える効果がさらに期待できます。納豆とキムチを一緒に食べると、乳酸菌の働きがより強化され、腸内環境を整える効果がとても高く、すぐにでも改善したい方に最もおすすめの組み合わせです。ヨーグルトよりもキムチのほうが腸に届きやすい乳酸菌とされています。
・レモン
納豆とレモンを一緒に食べると、ビタミンCが納豆のビタミンK2の吸収率を高め、骨や歯の健康をサポートする効果が期待できます。また、抗酸化作用も期待できるので身体が錆びにくくなります。
・ヨーグルト
ヨーグルトには、乳酸菌が豊富に含まれており、腸内環境を整えるW効果が期待できます。
メリットが大きいがデメリットも
・お酢
お酢自体に整腸作用があり、同時摂取で腸内環境のバランスを整える効果がアップします。また、便秘解消にも良く、ダイエット効果の高い組み合わせです。更に、抗酸化作用が高く、身体が錆びにくくなるため老化防止にも。ただし、お酢との組み合わせはナットウキナーゼを壊してしまうので、血栓予防に摂取を考えている方はおすすめしません。同じ酸味でもレモン等の果実では壊れませんので、抗酸化と血栓予防であればレモン果汁等がおすすめです。
苦手な方に、美味しく食べる方法と組み合わせ
納豆は外国の方や、日本の方でも美味しく召し上がることが苦手な方もいます。
そこで、納豆を食べやすくするために、一緒に食べると美味しく食べられる方法と組み合わせを紹介します。
- トーストとチーズで焼く
納豆が苦手な方に多いのが、強い臭いです。そんな方は納豆をトースターで焼いてから食べると臭いが軽減されます。それでもまだ臭いはあるので、トーストに納豆とチーズをのせて焼くと美味しく食べることができ、同じ発酵食品であるチーズとの相性も良いです。
- キムチ+味付け海苔
こちらは一気に味がキムチになるので、納豆嫌いでキムチは大丈夫な方にオススメです。また、美容効果や健康効果も高く、理にかなった1番オススメの組み合わせになります。海苔との相性も抜群です。
- 酢
お酢をすこし入れるだけで、納豆の口当たりのネバネバがサラサラになります。納豆のネバネバが苦手な方はとても食べやすくなる組み合わせです。お酢とイメージして不味そう。。と思われる方もいるかと思いますが、味もかわらず、むしろ美味しいので一度試してみてほしいとってもオススメの組み合わせです。(ただし、血栓予防の効果は期待できません。整腸効果は抜群です)
- 醤油やポン酢+とろろこんぶ
納豆のつゆが苦手な方、飽きた方におすすめ。さっぱりしつつも、とろろの旨味効果で食べやすく、粘り気がトロロ昆布により食感も変わるので面白いです。こちらは血栓防止にもオススメの食べ方です。
- オクラ+鰹節
納豆のつゆを使用し、さっぱりと食べられる組み合わせ。オクラが好きな方にも。
- ネギやしそ
ネギやしそを加えて食べるのもオススメ
お好みの調味料や具材を加えて食べると良いで例えば、醤油やポン酢、からし、ネギ、シソ、かつお節などを添えると、美味しく食べられるのでおすすめです。
まとめ
以上のように、納豆には美容にとっても健康にとっても、嬉しい栄養素がたくさん含まれています。 その効果の高さは、数々の健康番組でもお墨付きで、いつもトップ3の常連です。
毎日、美容や健康のために積極的に取り入れていくことをおすすめします。
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