化粧品の水溶性ビタミンC誘導体と油溶性ビタミンC誘導体の違いと効果

ビタミンCは美肌の基本とも言える成分です。化粧品にもビタミンC誘導体として配合されており、シミやシワ、くすみなどの肌悩みに効果を発揮します。

ビタミンC誘導体には、水溶性と油溶性の2種類があります。それぞれの特徴と効果について、詳しく解説します。

ビタミンC誘導体の種類と特性についてはこちらから

水溶性ビタミンC誘導体

水溶性ビタミンC誘導体は、水に溶けやすい性質を持っています。そのため、肌への浸透性が高く、即効性のある効果が期待できます。

水溶性ビタミンC誘導体の種類

水溶性ビタミンC誘導体には、以下のようなものがあります。

  • L-アスコルビン酸リン酸Na
  • L-アスコルビン酸2-グルコシド
  • L-アスコルビン酸Mg

水溶性ビタミンC誘導体の大まかな効果

水溶性ビタミンC誘導体の主な効果は、以下の通りです。

  • メラニンの生成を抑える
  • コラーゲンの生成を促進する
  • 肌のターンオーバーを促進する

油溶性ビタミンC誘導体

油溶性ビタミンC誘導体は、油に溶けやすい性質を持っています。そのため、肌の奥まで浸透し、持続的な効果が期待できます。

油溶性ビタミンC誘導体の種類

油溶性ビタミンC誘導体には、以下のようなものがあります。

  • テトラヘキシルアスコルビン酸
  • アスコルビルリン酸Na
  • アスコルビルグルコシド

油溶性ビタミンC誘導体の大まかな効果

油溶性ビタミンC誘導体の主な効果は、以下の通りです。

  • メラニンの生成を抑える
  • コラーゲンの生成を促進する
  • 肌のハリや弾力をアップさせる

水溶性ビタミンC誘導体と油溶性ビタミンC誘導体の違い

水溶性ビタミンC誘導体と油溶性ビタミンC誘導体の比較表

水溶性ビタミンC誘導体と油溶性ビタミンC誘導体の主な違いは、以下のとおりです。

項目水溶性ビタミンC誘導体油溶性ビタミンC誘導体
性質水に溶ける油に溶ける
浸透性高い低い
即効性高い低い
持続性低い高い
刺激強い場合がある弱い
保湿力低い高い

どちらを選ぶべき?

水溶性ビタミンC誘導体と油溶性ビタミンC誘導体、どちらを選ぶべきかは、以下のポイントを踏まえて考えましょう。

  • 即効性を求めるなら、水溶性ビタミンC誘導体
  • 持続性を求めるなら、油溶性ビタミンC誘導体
  • 刺激が気になるなら、油溶性ビタミンC誘導体
  • 保湿力を求めるなら、油溶性ビタミンC誘導体

また、肌質によっても、どちらが合うかは変わってきます。

  • 乾燥肌や敏感肌なら、油溶性ビタミンC誘導体
  • 脂性肌なら、水溶性ビタミンC誘導体

ただし、どちらのビタミンC誘導体も、使用前にパッチテストを行うことをおすすめします。

化粧品を選ぶ際のポイント

化粧品を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。

  • ビタミンC誘導体の種類
  • 配合量
  • その他成分

ビタミンC誘導体の種類は、水溶性か油溶性かを確認しましょう。配合量は、1%以上配合されているものを選ぶと効果が期待できます。その他成分にも、肌に刺激を与えるものが含まれていないか確認しましょう。

また、ビタミンC誘導体は、紫外線や酸化によって劣化しやすいため、開封後は早めに使い切るようにしましょう。

ビタミンC誘導体の種類と効果の違いについて

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