化粧品に含まれるセラミド成分の種類と効果の違いについて

セラミドは、肌の角質層の約50%を占める細胞間脂質の一種です。肌の水分を保持する役割があり、肌の乾燥やバリア機能の低下を防ぐ働きがあります。

化粧品には、さまざまな種類のセラミドが配合されています。セラミドの種類によって、効果や特徴が異なるため、自分に合ったセラミド配合化粧品を選ぶことが大切です。

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セラミドの種類

セラミドは、大まかに以下の3種類に分けられます。

  • ヒト型セラミド選ぶならこちらがおすすめ
  • 合成(疑似)セラミド
  • 天然(動物性・植物性)セラミド

ヒト型セラミド

ヒト型セラミドは、人の肌にあるセラミドとほとんど同じ構造をしたセラミドです。肌との親和性が高い為しっかりバリア機能を発揮し、肌の水分を保持する効果が高いのが特徴です。また、肌のターンオーバーを正常化させる効果や、肌の刺激を抑える効果も期待できます。

合成(疑似)セラミド

合成セラミドは、天然セラミドを模して作られたセラミドです。天然セラミドほど肌との親和性は高くないものの、セラミドの全体量を増やし効能を高める目的でも配合されます。セラミドに比べると保湿効果は劣るものの、刺激が少なく、価格が安いのが特徴です。

天然(動物由来・植物由来)セラミド

天然(動物由来・植物由来)セラミドは、植物(米など)や動物(馬など)から抽出されたセラミドです。ヒト型セラミドに近い構造をしており、肌への親和性が高いのが特徴です。また、保湿効果や肌のバリア機能改善効果も期待できます。主にセラミドの原料にされたり、サプリメントに使用されることが多いセラミドです。

このように全体的にヒト型セラミドが選ぶ中で優位であり効果を高く体感できます。

ヒト型セラミドの種類ごとの効果

ヒト型セラミドはセラミドの横に数字がついたり記号がついたりしています。

セラミド1(EOP)

NPセラミドは、最も多く存在するセラミドです。

  • 肌の水分保持
  • 肌の乾燥を防ぐ
  • バリア機能が高い
  • 肌荒れ防止

セラミド2(NS)

  • 肌の水分保持
  • 肌の乾燥を防ぐ

セラミド3(NP)

加齢により不足するセラミドと言われています。

  • 年齢肌に補給
  • 肌の乾燥を防ぐ

セラミド5(AS)

セラミドは、肌のバリア機能を高める働きが強いセラミドです。

  • バリア機能が高い
  • 肌荒れ防止
  • 肌の乾燥を防ぐ

セラミド6II(AP)

加齢により不足するセラミドと言われています。

  • 年齢肌に補給
  • 肌の水分保持
  • 肌の乾燥を防ぐ

このようにセラミドによって効果が異なるため、複合されているタイプのほうが効果がアップしやすく、隙を埋めるにもおすすめです。

セラミド配合化粧品の選び方

セラミド配合化粧品を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

セラミドの種類

自分の肌の悩みや状態に合わせて、セラミドの種類ごとの効果を参考に効果を得たいセラミド配合化粧品を選びましょう。特に数種類含まれているタイプが全体的に効果のカバーできるためおすすめです。

配合量

配合量が多いほど、保湿効果やバリア効果が高くなります。

自分の肌質に合ったもの

アトピー肌、敏感肌の場合は、セラミド配合化粧品でも他の成分に反応してしまいます。セラミド配合化粧品の中でも自身にあった刺激の少ない商品を選びましょう。

価格

ヒト型セラミドのほうが合成セラミドよりも高価です。安く済ませたい方は合成セラミドがたっぷり配合されているものを選びましょう。

まとめ

化粧品に含まれるセラミド成分の種類によってその効果や特徴は異なりますが、肌の土台をしっかり整えてくれる成分です。この成分が配合された化粧品を1つでもしっかり使うことで肌の安定をしっかり支えてくれ、支えられたことにより水分がしっかり蓄えられシワやシミができにくくなります。

ぜひ1つでも取り入れて見てください。

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